山形県は名前の通り、県土の多くが山です。
山にはかつて鉱山がありました。
鉱山からヤマの恵として鉱石が採掘されました
鉱山は昭和の中頃まで栄えておりましたが、その後は衰退をたどり、今ではほとんど消滅しました。人々の記憶から忘れ去られた存在になりました。
県の主要産業であった鉱山を後世に伝えることを目標に、当サイトでは県内にはどんな鉱山があり、どんな鉱物 (鉱石) が産出したのか紹介します。
2021.10.1 webサイト開設
山形県は名前の通り、県土の多くが山です。
山にはかつて鉱山がありました。
鉱山からヤマの恵として鉱石が採掘されました
鉱山は昭和の中頃まで栄えておりましたが、その後は衰退をたどり、今ではほとんど消滅しました。人々の記憶から忘れ去られた存在になりました。
県の主要産業であった鉱山を後世に伝えることを目標に、当サイトでは県内にはどんな鉱山があり、どんな鉱物 (鉱石) が産出したのか紹介します。
県内には金属を採掘した鉱山は約120ヶ所、非金属を採掘した鉱山は約30ヶ所ありました。
2021年現在において、金属鉱山は全て廃山となっており、非金属鉱山がわずかに5ヶ所稼行しているのみです。
金属鉱山では主に金・銀・銅・鉛・亜鉛などの金属資源を採掘しておりました。
非金属鉱山では主に硫黄・石膏・珪砂・耐火粘土などが採掘されました。現在も珪砂・ベントナイト・ゼオライトなどが採掘されております。
廃止鉱山 (大泉鉱山)
現役鉱山 (月布鉱山)
県内から約200種類の鉱物が報告されており、これらの鉱物は主に金属鉱山から産出しました
県内の金属鉱山で採掘された主な鉱物は黄銅鉱・閃亜鉛鉱・方鉛鉱・黄鉄鉱・石英です。黄銅鉱は銅、閃亜鉛鉱は亜鉛、方鉛鉱は鉛、黄鉄鉱は硫酸の原料となる鉱石鉱物です。
県内の鉱山跡で見られる鉱物のほとんどが上記の5つの鉱物になります。
黄銅鉱
閃亜鉛鉱
方鉛鉱
黄鉄鉱